様々な知識を学べる介護老人保健施設の仕事

介護WORKアカデミア

「介護老人保健施設」の仕事

介護老人保健施設の仕事内容を紹介します。介護老人保健施設には様々な職種が在籍しており、各職種と連携しながら仕事を進めていきます。

「介護老人保健施設」の仕事
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主な仕事内容

介護老人保健施設の主な仕事内容は入居者の介助です。ベッドからの起き上がりや車いすへの移乗、着替え、施設内の移動、見守り、食事・入浴・排せつ介助、体位変換など、日常生活を送る上で必要な行為をサポートします。そして、これらの業務を行う上で常に意識すべきなのが「在宅復帰を目的としている」点です。リハビリ職や看護師と連携し、情報共有する機会が多いためコミュニケーション能力が求められます。

施設の特徴

介護老人保健施設は医療ケアやリハビリテーションにより在宅復帰を目指す施設なので、利用者の介護度は日を追うごとに低くなる傾向にあります。そのため、身体介護や生活援助をそこまで必要としない利用者を担当する機会も少なくありません。そのような利用者の対応にあたる場合は、特別養護老人ホームなどの業務と比べると身体的な負担は少ないでしょう。体力的な不安がある人でも、コミュニケーション能力が高く臨機応変な対応力・判断力を備えていれば働けます。

介護老人保健施設で働くメリット

ここで働くメリットとしてまず挙げられるのは、医療やリハビリテーションなど別領域の知識や技術を学べる点です。身体介護や生活援助のみを提供する施設とは異なり、リハビリ職や看護師と連携しながら業務を行っていくため、幅広い知識が身につきます。医療やリハビリテーションなどの知識は他の施設で働く際にも役に立ちます。経験の幅を広げたい人におすすめの職場です。
また、医師や看護師が常駐しているため、安心して介護業務に徹することができます。夜勤では多くの業務を少人数でこなさなければなりませんが、介護老人保健施設であれば医療面の負担については軽減されます。

スケジュール例

6:00の起床時間に合わせて起床の介助を行います。7:00の朝食までに食事の配膳や案内をして、利用者の食事を介助します。その後は後片付け・掃除を済ませ、リハビリ室に移動します。10:00に入浴介助を行い、終わり次第12:00からの昼食の準備をします。昼食が終わった後は後片付けをして、レクリエーションに移ります。16:00には再びリハビリ室への移動介助、そして入浴介助を行います。17:00からの食事に合わせて準備を済ませ、夕食が終わった後は見守りを行います。20:00から就寝に向けた介助を行い、21:00に就寝です。その後は朝まで定期巡回やオムツ交換、体位変換などを行います。